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ボーリング試験とは

2020.03.17 (火)

マンションのような集合住宅や大きなビルなどは、建物そのものを支える基礎や地盤がしっかりしていないと長期にわたって支え続けることができず、地盤沈下を起こすおそれがあります。
そこで一般住宅とはちがい大型の建物を建築する前には、建物の重さに十分耐えうるのか、より精密な地盤の調査をおこなう必要性があります。そんなときに用いられるのが「ボーリング試験」です。

■ボーリング試験の方法
ボーリング試験とは、正式には「ボーリング・標準貫入試験」といいます。
主に、建物荷重の大きい鉄筋コンクリート構造や鉄骨造のビルなどを建設する際に用いられる地盤調査方法で、専門会社がおこなうことになっています。
土地には長い年月をかけて積み重なった地層がありますが、この地層のもっとも下に「支持層」と呼ばれる固い地盤があります。ビルなどを建築する際は、この支持層までとどくように基礎工事をすることで、建物の耐久性が向上します。
ボーリング試験では、まず地表に専用の掘削機で円筒形状の孔を掘り、その孔を1m掘り進むごとに「N値」という数値を計測していきます。このN値とは、地盤の硬さを表す数値で、N値が高ければ高いほどその地盤は強いということがわかります。
ボーリング試験は支持層にとどくまで掘り進めて調査していきますが、地盤の状況はその土地によっても異なるため、すぐに支持層に当たるものもあれば、いくら掘っても支持層に当たらない場合もあります。そのためボーリング試験は1日から数日かかることもあるので、日数に余裕をもって調査をおこなっていきます。
ボーリング試験で得られた調査結果は、「ボーリング柱状図」というものにまとめられ、支持層までの深さとN値が記載されます。この図を見ることで、土地の支持層が地表の何m下にあるかがわかるようになっています。

■ボーリング試験のメリットと考慮すべき事項
ボーリング試験は、いくつか種類のある地盤調査の中でも本格的な調査方法といえますが、メリットと考慮すべき事項があるのでみていきます。

<ボーリング試験のメリット>
・スウェーデン式サウンディング試験とちがって、どんなに深い層や硬い層でも掘り進むことができ、支持層を確認することが可能である。
・地盤のサンプリング調査で土質を判断することができる。
・多くの国で基準化された調査方法なので、過去のデータも多数蓄積されていて、結果の評価や対比がしやすい。
・さまざまな分野で地盤の安定性をはかる基準とされているため、幅広い建築物を対象にできる。

<考慮すべき事項>
・広い調査スペースを確保する必要があるため、狭い土地には向かない。
・調査時間は最低1日から場合によっては数日かかる。
・調査費用が比較的高額になる。
・掘削機の打撃音やモーター音が発生するため、近隣への配慮を要する。

■ボーリング試験の料金について
ボーリング試験は、所要時間やスペースなどからも大がかりなものになり、支持層に到達するまでどれくらい掘り進めなければならないかは実際に調査してみないとわからないことなどから、ほかの地盤調査と比較するとどうしても費用は高額になってきます。
調査する地盤の深さや箇所数にもよりますので、費用については事前にしっかりと見積もりをとる方がいいでしょう。

■信頼のおける調査会社で、たしかな結果を
ビルやマンションなどの大型建築物を支える基礎の耐久性は、地盤で決まるといっても過言ではありません。地盤がしっかりとしていないと建物の傾きをまねき、最悪の場合は倒壊してしまうおそれもあります。実際、過去に起きた「傾斜マンション問題」などのニュースをご覧になった人もいるのではないでしょうか。
このように建物の規模が大きくなればなるほど、よりしっかりとした地盤調査が必要となってきます。一度建築した建物が傾いてしまった場合、その補修にかかる費用は莫大なものにもなります。そうならないためにも、信頼のおける調査会社で地盤調査をおこないましょう。
リガーレも今まで数多くのビル、マンション、商業施設等のボーリング試験調査の実施実績がございます。安心してお任せください。

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