地中熱システムポンプの仕組みとメリット②
2023.07.17 (月)
前回に引き続き、地中熱システムポンプのメリットについてご紹介いたします。
環境に優しい次世代機
地中熱ヒートポンプは地中と室内の温度差を利用し、熱だけを移動させて冷暖房を行う役割を果たします。少ない電気で稼働するため、エネルギー消費を大きく抑えることが可能です。
また、冷暖房もエネルギー消費が少ないので、CO2の発生量を少なく抑えることができ、地球環境にも優しいシステムと言えるでしょう。
地中熱ヒートポンプシステムは大気中への排熱がなく、暑い季節の気温上昇を抑える効果が期待されます。
そのほか、ガスや灯油などを用いる暖房機は一酸化炭素を含めた有害ガスが室外へ排出されますが、地中熱利用ヒートポンプは燃料を使用しないので、空気を汚染することもありません。
快適な冷暖房を行える機能
一般的なエアコンの室外機と同じ条件で、省スペースに設置できるよう設計されています。空気熱交換用のファンも不要なため、風や風切音が発生せず、稼働時も快適に過ごせるのも大きな特徴です。
冷房においても除霜運転が必要なく、除霜運転中に感じることの多い、暖房感の低下もありません。
地中熱ヒートポンプは現在、石油や石炭、ガズ、太陽光に代わるとして、大変注目されているエネルギーです。一般の住宅だけでなく、空港やスカイツリーにも導入されています。
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