知っておきたい!地盤補強工事のメリット・デメリット
2023.10.14 (土)
前回、地盤補強工事について簡単に説明しましたが、工事を行うメリット、デメリットはどのようなことがあるでしょうか。
地盤補強工事のメリット
・地盤沈下・液状化現象を抑えることができる
軟弱地盤は地震や家の重みによって、地盤沈下、液状化が起こる確率が高くなります。地盤補強工事を行うことによって地盤の強度を上げ、今後起こる地盤沈下を抑えることが可能です。
・家の振動や傾きを抑えられる
地盤はゆるい程、地震による振動が増幅し、その上に建っている建物は不安定な状態といえます。地盤補強工事で地盤を引き締めることで、建物の振動を減少させ、倒壊を防ぐ効果が期待できます。
・地盤の資産価値を高めることができる
一度地盤補強をしている地盤なら、建て替え時も改良済みとしてそのまま基礎工事に取り掛かることが可能です。将来的に更地にする場合も同様で、地盤改良済みとして評価されるでしょう。
・住んでいて安心感を得られる
地盤補強工事を行っておけば、地震などに備えて安心感を高めることができます。
地盤補強工事のデメリット
地盤補強工事のメリットを紹介しましたが、デメリットも知っておきましょう。
・地盤の状態によって地盤補強の工法が決まってしまう
地盤補強工事には幾つか工法があり、事前の地盤調査の判定や環境によって、その土地に適した工法を採用します。そのため、建築主が工法を指定しても希望が通らないかもしれません。
・工法によって金額の幅がある
工法や地盤の深度によって金額が変わってくるので、住宅資金の計画に影響する可能性もあり得ます。専門業者に相談して、地盤補強工事費用の見積もりを出してもらいましょう。
現在の記事: 知っておきたい!地盤補強工事のメリット・デメリット