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いざという時のために知っておきたい!地盤沈下の被害とは?

2024.02.21 (水)

北海道胆振東部地震では、住宅街が地盤沈下の大きな被害を受けました。地盤沈下が起こると、家が傾いたり破損したりと深刻な被害をもたらします。住まいの被害を防ぐためにも地盤沈下の影響について知っておきましょう。

地盤沈下で起こる被害の種類

 地盤沈下は文字通り、地盤が沈んでしまう現象のことです。建物にさまざまな影響を及ばしますが、地盤沈下による被害は大きく分けると「直接的被害」と「間接的被害」とがあります。

直接的被害

地盤沈下によって起こる建築物の傾斜、ひび割れなどの直接的な被害を指します。ひとたび地盤沈下が発生すると多くの場合、沈下の深さに偏りが出るため、建物に深刻な破損を与えかねません。

地盤沈下や液状化が原因で地面と住宅に高低差ができてしまうことを「「抜け上がり」と呼びますが、この現象によって家と繋がっている配管が寸断され、ライフラインがストップしてしまうなど、近隣への生活への影響が考えられます。

間接的被害

地盤沈下の被害はさまざまなものがあります。河川や排水路と地表面の高低差がなくなり、浸水被害が発生すると排水効率が悪くなり、水害による日常生活、農業へのダメージも深刻です。

また、身体へも間接的な被害が考えられます。地盤沈下によって傾いた家に住み続けると傾きの度合いによっては、めまいや頭痛などの影響が出るかもしれません。

そのほか、地盤沈下で傾いた家は資産価値が低下するので、将来設計が難しくなることも想定されます。

地盤沈下への事前対策はしっかりと

地盤沈下によって1度傾きながら沈んでしまった住宅は生活が困難になってしまいます。建てた後から対策工事を行うより、事前に地盤調査を行いましょう。

建築前に地盤状況に応じた地盤改良工事を実地しておけば、リスクを最小限に抑えることが可能です。

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