家の傾きだけじゃない?地盤沈下が及ぼす被害
2024.02.06 (火)
地盤沈下が発生した場合、その上に建っている住宅や、そこに住む人達に大きな影響を与えます。建物のゆがみだけだと油断していると、身体に異変が起こることも考えられるので注意が必要です。
地盤沈下には「不同沈下」と「等沈下」がある
ひとくちに地盤沈下といっても発生原因や地盤沈下の範囲、被害の状態によって種類が分かれます。通常、地盤が広範囲に沈下し、建物の傾きがあまり見られない状態は「等沈下」といいます。
一方、地盤が不均一に沈下することで建物が傾いてしまう状態を「不同沈下」といい、建物全体に大きなダメージを与えます。なぜなら、不同沈下が起こると本来、水平を保つべき建物の構造を支える部材に歪むが生じ、一カ所に荷重が集中してしまうためです。
「不同沈下」は身体にもダメージを与える
不同沈下によって住宅が一方的に傾いてしまうと、私達の身体にも被害をもたらす可能性があります。傾いてしまった住宅は時間が経つにつれて、傾斜がきつくなってきます。
床の傾きにより、精神的にストレスが溜まったり、眠れなかったりするかもしれません。また、傾いた家に住み続けることで、バランス感覚が悪化して、めまいや頭痛、吐き気などの症状を訴えるケースも報告されています。
地盤沈下が起こった場合、最初は建物に小さなゆがみが現れるだけでも、時間と共に沈下がどんどん大きくなってしまいます。ご自宅がゆがんでいると心当たりがある方は家族の体調に影響が及ぶ前に地盤調査を依頼してはいかがでしょうか。
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