地盤沈下が起こるとどんな影響がある?
2024.02.03 (土)
地盤沈下は住宅やそこに住む人に大きな影響を与えます。地盤沈下が起こるのは地震によるものと思いがちですが、さまざまな原因で発生します。住まいの安全を守るために地盤沈下が起こる原因や被害、修復工事などを紹介していきます。
なぜ地盤沈下は起こる?
地盤沈下はさまざまな原因によって起こります。
・大きな地震で地殻変動が起こる
・水分を多く含む土地の上に住宅を建てると、建物の重さで水が抜けてしまい、地盤沈下を引き起こす
・地震で発生した液状化現象によって地盤に含まれていた水が流れだし、地表が下る
・大規模な工事で近隣の土地を掘り返したため、工事現場一帯の地盤が脆くなる
・地下水を過剰に汲み上げることで地盤内の空洞が拡大し、表層の重みに耐えきれなくなり沈下してしまう
・住宅の近隣に大きな道路や線路があると、長い間振動が蓄積されて沈下が起こる
上記の原因で地盤が不均一に沈下し、建物が傾いてしまう状態を「不同沈下」と言い、広範囲にわたって地盤が沈下した結果、建物の傾きがない状態を「同沈下」といいます。
地盤沈下を放っておくとどうなる?
地盤沈下を起こしている土地に住宅が建っていると、時間が経つにつれて傾きがきつくなり、最悪倒壊してしまう場合があります。
最初は小さなゆがみとなって現れますが、時間の経過と共に沈下が拡大し、被害が深刻になるので、早めの対策が必要です。次回からは地盤沈下がおよぼす具体的な被害について紹介します。
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