もしもの時の備えに!地盤補償制度とは
2024.01.31 (水)
地盤保証という言葉をご存知でしょか?不同沈下などによる地盤のトラブルで、住宅が破損した場合、修復費用などを補修する制度のことです。今回は深刻な地盤のトラブルに備えるために地盤保証の内容や加入方法を紹介します。
地盤保証とは
地盤のトラブルで最も多いのが、建物が部分的に沈下する不同沈下現象です。一旦発生すると徐々に建物が傾いてしまうので、ドアが閉まらなかったり基礎や外壁に亀裂が入ったりと、いろいろな部分に損害が生じます。
地盤保証はこのようなトラブルが起こった時、建物や地盤の不具合について補償する契約です。地盤会社、または保証会社が建物の原状回復工事や地盤調査でデータを解析し、住宅の修復費用を保証してくれます。
また、仮住まいが必要な場合、その費用も保障されるので安心です。
地盤保証にはどう加入する?
地盤保証の加入手続きは建築会社を通して行われます。そのため、地盤保証機関に加入している建築会社に住宅の建築を依頼することで、施主は地盤保証に加入できる仕組みです。
地盤保証に加入している施工者は10年間の補修義務が生じ、最高5000万円までの保険金が支払われます。補償義務は主に建物の補修工事や仮住宅費用、身体及び財物にかかる賠償費用です。
地盤保証に加入する流れとして、建築会社が地盤保証機関に着工前の地盤調査を依頼します。その調査結果に基づいて地盤改良工事、基礎の仕様などを提案、実施した後、補償加入証書を建築会社から受け取れば完了です。
ただし保証内容は保証する主体によって大きく異なるので、契約前に建築会社に確認しましょう。
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