エコキュートの設置の際は地盤補強が必要?
2023.12.05 (火)
最近はエコキュートを設置する家が多くなってきました。設置工事の際、土台の基礎工事を行いますが、状況によっては地盤補強が必要になります。
エコキュート設置と地盤の関係
エコキュートは節電効果が高く、環境面、安全面において利便性に優れた次世代給湯器です。そのため、一般家庭でも普及が増えています。
エコキュートの設置は基礎工事が必要ですが、土台が軟弱地盤だとタンクの重みで将来、不同沈下が発生する可能性がでてきます。不同沈下が起こるとエコキュートが傾いてしまい、最悪の場合は転倒して破損の恐れも考えられます。
エコキュートの基礎工事
住宅の基礎工事は地盤調査、地盤解析を行なってから基礎の設計をします。地盤に問題がある場合は、柱状改良体や杭などで地盤補強することが一般的です。エコキュートを含めた、建物に付属する設備も慎重な設計が必要になります。
住宅の基礎工事を行った場合、建物の周りを掘削し、基礎工事が完成してから埋め戻します。エコキュートは埋め戻した地盤の上に設置することになるので、エコキュート基礎の不同沈下が発生する可能性が高くなってしまうのです。
エコキュートなどの重量物を設置する予定がある場合、その部分の地盤を補強して基礎コンクリートを入れておくと、大きな地震で地盤沈下が発生した場合も被害を最小限に抑えられます。
エコキュートを検討している方は基礎工事のことも考慮しましょう。
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