地盤の不安を解消!ボーリング調査で分かること
2023.11.26 (日)
地盤を調べるボーリング調査。家を建てるうえで重要な役割を持ちますが、実際にどのようなことをしているのでしょうか?
ボーリング調査とは
ボーリング調査とは、地中に穴を掘って地盤の状況や地層の深度などを調べる調査方法のひとつです。古くから地盤調査に用いられ、初期のころは炭鉱の石炭調査を行っていました。
工法は地面に円筒形状に穴をあけ、1mごとの深さにN値と呼ばれる標準貫入試験を実施してサンプルを採取するものです。このサンプルから、掘っている部分の土質、および強度がどのような状態かが判断できます。
ボーリング調査の役割
建物下の地盤状況を調べる、または杭を打つ場合にどれぐらいの深度まで、根入が必要なのか調べるのに用いられます。特にマンションなどの大きい建物は表層の地盤が支えることが可能な重量よりも、さらに重くなりがちです。
こうした場合は杭を使って、強度の大きい地盤まで深く建物荷重を伝達する必要があります。また杭を使うとなると、深いところに分布する支持層にも施工する必要が出てきます。
支持層は場所によって大きく異なるため、建物を建築する地点にボーリング調査を行うことで、杭の長さを決定することが可能です。
そのため、マンション規模の大きな建物の地盤調査にボーリング調査がよく採用されています。
現在の記事: 地盤の不安を解消!ボーリング調査で分かること