LP-LiC工法とLP-SoC工法それぞれの特徴について
2023.08.27 (日)
丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法 丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック(LP-SoC)工法、どちらも環境に配慮した新しい地盤改良技術です。今回はそれぞれの特徴をピックアップしてみました。
LP-LiC工法の特徴
丸太打設液状化対策&カーボンストック(LP-LiC)工法は丸太を砂地盤に打設し、地盤を確実に改良する工法です。同時に地下水位以深に打設することで、炭素を地中に貯蔵することもできます。
また、使用する杭ではないため、強度や樹種を問わないのも特徴のひとつと言えるでしょう。
地震時に発生する液状化による地盤の流動対策として、地盤の沈下や傾斜、浮き上がり、側方流動を防ぐ効果が期待されます。
LP-SoC工法の特徴
丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック(LP-SoC)工法は丸太を地盤に打設し、工法丸太の周面摩擦力と先端支持力によって、軟弱地盤を補強する工法です。LP-LiC工法と同様に地中での炭素貯蔵が行なえます。
粘性土や有機質土の地盤を対象としており、軟弱地盤による圧密沈下やすべり破壊対策に用いられます。そのため、地盤沈下や地盤の傾斜、水平変位などの被害を防ぐのに有効です。
この2つの工法は炭素を地中に長期間貯蔵することができるため、地球温暖化の緩和、省エネルギーなどのこれからの時代に合わせた優れたメリットがあります。
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