液状化を防ぐために②地盤調査で安全な土地選びを
2023.08.04 (金)
前回は液状化現象と地盤の関係、液状化が起こる可能性が低い土地選びの必要性などを紹介しました。では、実際に地盤の強い土地を探すにはどうしたらよいのでしょうか。
専門家による地盤調査
地盤調査とはその土地の上に希望通りの建物を建てられるかを判断するために、地盤の強度を測定する調査を指します。新築住宅の場合、施工会社経由で調査を依頼するのが一般的です。
地盤調査で地盤の性質を調べることによって、住宅を安全に建てられるかどうかを確認できます。そのため、結果によっては地盤補強工事が必要になる可能性もありえます。
地盤調査と敷地調査
地盤調査には様々な方法が用いられます。中でも、もっとも一般的な調査が、「スウェーデン式サウンディング試験」です。スクリューポイントを付けたロッドを回転させながら地中にねじ込み、25㎝ねじ込むのに必要な回転数を測定します。
近年は専用機械を用いることが多くなり、調査が効率化及び、技術スキルに関係なく、正確なデータを取得できるようになりました。
地盤調査の流れ
地盤調査は業者によって流れが違いますが、大まかな工程は以下の通りです。
1.地盤調査の実地
2.地盤調査データを作成
3.調査データに基づいた地盤補強工事の判定
4.地盤補強工事が必要な場合は、土地に合わせた工事の選定
5.地盤補強工事の実地
地盤調査を行うことで、将来起こるかもしれない液状化現象を防ぐ可能性が高くなります。安心できる住まいのために信頼できる業者へ地盤調査を依頼してはいかがでしょうか。
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