腐植土地域にはセメント改良は不向き?
2024.09.16 (月)
地盤改良の方法にはさまざまな種類がありますが、腐植土地域においてはセメント改良が適していない場合があることをご存知でしょうか?
腐植土は有機物を多く含み、土壌の特性が一般的な土とは異なるため、地盤改良の工法選定には注意が必要です。
腐植土は水分を多く含み、乾燥すると大幅に収縮する特性があります。
このため、セメント改良を行っても、硬化後にひび割れや収縮が発生しやすく、地盤の強度が十分に発揮されないことが多いのです。
さらに、有機物がセメントの硬化反応を阻害し、改良効果が期待通りに得られないこともあります。
では、腐植土地域での地盤改良にはどのような方法が適しているのでしょうか?
その一つに、腐植土対応型のセメントを検討することが大切です。
室内配合試験を行い、腐植土対応型のセメントで設計基準強度を満足できるかを確認します。
設計基準強度を満足しない場合には工法変更を検討することが大切です。
着工してからの工法変更は工期の遅れの原因となる為、工法選定の段階で早めに事前配合試験を行うことが重要です。
腐植土地域における地盤改良の選定は、専門的な知識と経験が求められます。
私たちリガーレでは、各地盤の特性に応じた最適な改良方法を提案し、コスト削減を実現するお手伝いをしています。
地盤調査や地盤改良に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
貴社のプロジェクト成功のために、専門的な知識と経験を活かして最適なソリューションを提供いたします。
地盤改良のことでお困りでしたら、私たちにご相談ください。
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