環境に配慮しながら地盤補強できる?環境パイル工法とは
2023.12.14 (木)
地盤補強工事はいろいろな種類があります。その中のひとつ、環境パイル工法をご存知でしょうか。環境にやさしいとして、最近特に注目されている工法です。
環境パイル工法の特徴
環境パイル工法は杭の力で建物を支える工法です。円柱状に成形した木材を杭材として、重機で地中に圧入し地盤を補強します。天然材料である木材を使用するので、エコロジーな工法とされています。
また、杭の力で建物をしっかりと支えるため、比較的地盤の弱い土地にも適しているのが特徴的です。
環境パイル工法のメリット
環境パイル工法はいくつかのメリットがあります。
・地盤補強材に自然材料を使用しているので、材料製造段階において、1棟当たり約10トン排出を削減でき、環境負荷の軽減が図られる。
・JAS認定品、またはAQ認証品である防腐・防蟻処理を施した木材を使用するため、長期の耐久性に優れ、腐朽やシロアリの影響を受けにくい。
・建物への支持力が他の改良工法と同等程度に確保でき、比較的コストを抑えて施工できる。
・残土が出ず、施工後もきれいな状態。
土地の地盤の状態や環境によって、地盤補強の工法は変わってきます。環境パイル工法を検討しているなら、まずは信頼できる専門の業者へ相談してみましょう。
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