実はこんなに危険!液状化がもたらす被害とは
2023.09.17 (日)
2018年に発生した北海道胆振東部地震では、地震による尊大な被害に加え、一部の住宅街で液状化現象による被害が確認されました。道路の陥没や家屋の倒壊など、液状化のもたらす被害について詳しく知っておきましょう。
液状化による住宅の被害とは
地盤が液状化することによって、地耐力の低下や地盤の沈下、局部的な陥没が発生します。これにより建物が傾く、基礎部分や壁、柱、屋根などが移動、変形してしまうのです。
家屋が傾いてしまうとドアや窓の開閉に不具合が生じるだけでなく、平衡感覚のズレやストレスなどで、暮らしている住人にも不眠や頭痛といった健康被害が及ぶ可能性も出てきます。
実際に10㎝幅の住宅の片方が10㎝沈下すると、そこでの生活が困難になると言われています。
液状化による道路や上下水道の被害とは
液状化で地耐力の低下、地盤が沈下すると道路が陥没したり、マンホールが突出したりといった被害が発生します。また、水道管の浮き上がり、ズレやたるみ、破損も起こるため、断水にも繋がります。
東日本大震災での液状化の被害が特に大きかった千葉県浦安市では、水道管、及びマンホール内に土砂が大量に流れ込んで固まってしまい、長期間の下水道使用制限が行なわれました。
液状化被害を軽減するためには地盤調査や対策工事を行う必要があります。地盤改良を専門とする業者に相談してみましょう。
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