家を建てる前に知らないと後悔する!部分的な地盤補強は大丈夫?
2023.11.01 (水)
どんなに建物の耐震性が高くても、地盤が弱い土地は地盤沈下などの心配があります。家を建てる時は必ず地盤調査をして、必要ならば地盤補強工事を行います。この時、部分的に工事することは可能なのでしょうか。
部分的な地盤補強について
地盤補強工事は地盤を固めたり、セメントと土を混ぜた柱状の補強体をつくったり、または鋼管の杭を地層に打ち込むなど、様々な工法があります。一般住宅の場合、地番調査結果を判断して適切な工事が行われるのが基本です。
1度、建物を建ててしまうとその下の地盤補強を行うのは大変難しく、部分的な補強工事もおすすめできません。莫大な費用が掛かってしまううえに、建物内で基礎の種類がバラバラになってしまいます。
そうなると全体のバランスが悪くなる可能性が高く、耐震性に影響が出てしまうかもしれません。土地と建物は一体であると考えて、地盤調査と地盤補強工事を行う必要があります。
部分的な地盤補強を行いたがる業者に注意!
地盤調査の際に限られた調査ポイントだけ行い、追加の調査もしない業者は要注意です。その場所だけ地盤補強しても建築後、部分的な歪みが生じたり、窓が閉まらなくなったりと不具合が起こる可能性が考えられます。
建物の一部が沈下してしまい、業者とトラブルになったケースも報告されているので、地盤調査や補強工事は必ず信頼できる業者に依頼しましょう。
もし疑問に思うことがあれば、どんどん質問して解決してください。
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